分譲などで販売されている風車サイトを見るとNEDOや各種ソフトから計算された風況予測が公開され、それを前提に収益予測がたてられています。そしてその多くには、「この年間平均風速はあくまでも予測であって、実際の平均風速を保証するものではありません」という但し書きがついています。

これをわかりやすいように太陽光発電と比較して考えた場合、日射量は保証しなくてもかなり確度が高く、むしろ控えめに試算されているので、それほどずれることはありません。これは今までの実例でもわかっています。しかしながら風況予測はそう簡単ではありません。特にポジティブに予測がでる場合が多く、それを参考に試算した場合は収益が取れるけれど実際には収益が取れない風速であることも多いのです。

例えば、NEDOで7m/sといいながら、実際には5m/sを下回るケースも多々あります。この場合には、年間で300万の収益としながら、100万を下る場合すらあります。しかし上記保証するものではないとした但し書きが、業者の説明理由になるのです。

つまり「お上の風況シミュレーションが言っていたことだからわからなかった」、「但し書きで保証するものではないと言っているでしょう」etc。ある意味、これで通用する訳はないのですが、しかしながらきちんとした風況ソフトがないばかりに、このような問題が起きてしまうのです。単純に実測をとればよいのですが、実測をするためには費用と時間がかかり面倒だから避けたいという業者の気持ちはわかるのですが、結果的により大きな訴訟リスクを負うことになるのを忘れてはなりません。

実際に1年実測をとったとしても、それで完璧だということすらできないのが風力業界なのです。購入を検討する際の最低限の条件として、一番風が吹く冬場の6か月間の実測をもったものを購入することをおすすめします。