数日前から木曜日新橋にて開催予定のセミナー資料を作成しています。常識的に考えれば、考えるほど風況の状況の説明は厳しいことを言わないとならないので作業しながら少し気が滅入ってしまいます。例えば、現在多くの事業者が北海道、青森、秋田と土地を抑えることに走っている訳ですが、この抑えた用地のほとんどが思ったより吹かないという現実があります。この理由には、そもそもNEDOなどを前提に場所を探した場合に、あまりに広範囲が許容箇所となってしまうということに原因があります。

上記図表から見るとNEDOマップでは、ほとんどの箇所が設置可能となってしまい、探す側としては、全てが入れ食い状態となってしまいます。しかし実際には、左図のように実は本当に吹く箇所は限定されているのが通常です。(あくまでもモデル例です)しかし土地探索業者の立場となれば、この左範囲内はすべて6m/s以上の平均風速があるだろうということで試算するため、ちょうど好風況地内に入っていればよいのでしょうが、やはり実際には入っていない場合が多いため、低風速地域を買ってしまうということになってしまっているのが現状です。

またある程度はソフトや現地視察によって、セグメントを行ったとしても、やはりある程度の期間の風況調査は必要です。特に土地が入り組んだ場所などではより必要といえるのではないでしょうか?完全な平地や海にほぼ面したような地域では、多少離れたとしてもほぼ同様の風況が望めると思いますし、その場合は一カ所風況を調査すればある程度は類推できると思われます。

正直に書けば書くほど夢がなくなってしまうのも事実ですが、それでも建てた後に売ってしまい、申し訳ない思いをずっとし続けるよりはましかなと思っています。聞くところによれば、多くの場所で風車が思ったより回っていないという情報をよく耳にします。かなり低い数値が出過ぎて、既に将来にわたって採算割れをし続ける例も少なくないようです。

しっかりと風車設置に関する正しい情報を抑え、きちんと事業化される風車が一つでも多く設置されることを期待したいです。