今年度、急速な勢いで小形風車の設置が多くの場所で進んでおり、連携を前提とした風車がインターネット上でも購入ができます。その多くは直近の販売を前提とではなく、来年3月末など販売の時期が遅いことも特徴です。その中で利回りが15%などの物件もあるのですが、素朴な疑問でなんで来年3月まで時間があるのに風速計を置いて、計測しないのだろうかという疑問です。

単純にいうと、実風速を測った場合には得てして、よい結果がでるとは思われません。むしろ想定している平均風速が1?2m程度落ちることも考えられ、その結果想定利回りの15%どころか、それをはるかに下回る10%以下、それどころか5%以下ということも十分に考えられる訳です。そもそも前提となる平均風速をNEDOに頼っている以上、ほとんどの場合はそうなってしまうのではないでしょうか?

しかし期間がない、予算がないという理由もよく見受けられますが、10mポールであれば、10万程度で立てることもできます。さらに、販売時期が来年度ならば、半年間でも計測すればいいのではないかと当たり前の苦言です。なにせ、購入する人は、その風車に対して、3000万円強の投資を行い、20年間も保有するわけですから、正確に近いデーターを収集し、それを前提に建てないとならない筈です。

いま田舎の方に申請を予定している案件が、30数件あります。例えば、この中で完全に平地にあり、そこで3ヶ所を立てる場合、まあ、ここは平地なのでその中央の場所に一本建てて風況を測るので十分ではないか思っています。ただし、これが山の中になると事情が変わります。本来、全ての木を切りたいところですが、それは難しいので、半分くらい伐採し、ポールを建てて風況をはかります。同地域にポールがあればあるほど、近隣地域の予測が成り立つので、期間が短縮されることにもなります。例え、販売することに一年以上の時間がかかったとしても、20年間の不良債権を販売してしまうことよりもマシではないかと考えています。